2010/05/05

母の日

が近いわけで。


母が昔っから欲しい欲しいと連呼していた山崎範夫のミシン(通販生活)。


ネット上の評判があんまりよくないのが気になっていたけど、この春にモデルチェンジしていて、2週間は返品可能だし、ジャノメにして、あとで「ほらーだから言ったじゃん、通販生活のがいいって」
って言われるのが癪だったので、とりあえず注文してみたのです。


で、この連休で服の一つでも作れるかと思っていたのに、



1.カバーが本体と一体にならない(カバーを持っても本体は置き去り)
2.取っ手がない
3.糸コマが脱着式でつけたままカバーをすると軸が折れる仕様
(・・・らしく、必ずはずす事。と書いてある)
4.糸コマの軸がぷらっちっく
5.電源ONで必ず手元のランプが付いてしまう(熱いからランプはOFFにしたい時が多い)
6.自動糸通し機がジャマ! (しかも自動というほどの代物ではない)


台湾製が悪いとは言わないですが、なんか全体的に造りがチープな感じ。
(関西の人ってなんでプラスチックをぷらっちっくって言うんだろ、でもより安物っぽい響き)。

ABS樹脂なのでそこそこ耐久性はあると思うけど、糸コマみたいに常に使う場所(だから普通は糸ごとつけっぱなしにしておきたい)でありながらカバーをするために、毎回はずさなければならないという仕様は いかがなもんでしょう。

ミシンになくてはならないパーツが折れちゃうかも、なんて心配しながら使いたくないと、もう容赦なくダメ出しの嵐
 
そうでなくても毒舌の我が家で、ひとっつもいいところが出ないまま、開封した数時間後には丁寧に箱にしまわれ、商品到着後2日目にして返品とあいなりました。



連休の間だけでも使い倒してから返品しても良かったんだけど。
迂闊に使って故障してしまっては返品もできない、という不安もあっていくらかの試し縫いだけで終了となりました。



もちろん縫うための機能としては十分だろうし、気に入って使っている人もいると思うので、あくまで我が家での評価ですが。
最近の3万円前後のミシンってこんなもんなんでしょうかね。


でもお客さんに、台湾製だし、3万円だしね。なんて思われてはいけないんじゃないですかね。
たかが3万円のミシンじゃないか、って言われるかもしれないけれど、エントリーモデルの1万円台のミシンが並ぶ中で3万円って家庭用ミシンとしては、そこそこ奮発した価格帯だと思うわけで。



私はものの原価を下げる仕事をしているので、台湾=安かろう・悪かろう、なんて思ってはならないし、そんな風に思われるような製品を世に送り出してはならない立場だから、そういう偏見はなるべくもたないようにと思っているんですが・・・ちょっと今回はがっかりしました。



多分、送り歯を増やしたりとか、そういうところにコストがかかって、他のコストダウンを余儀なくされたんじゃなかろうかと思いますが(あくまで推測)、使う人の気持ちになったら、今回のような造りにはなってなかったんじゃないかな、と思います。



11日もあるわたくしの連休。


せっかく新宿のユザワヤで材料も買ってきていたのに、することの半分以上がなくなってしまい、かなりトーンダウンしてしまいました。



妹と出かけたりして、それなりに楽しんではいますが。



ホルン・・・も吹いてないしなぁ・・・


母の日はどうしよう。


圧力鍋・・・でも買う?

それとも自転車?