2010/06/10

問屋

が卸してくれない。

整体行って、ちょっとは楽になったよーな気がする。
だけど状態が悪すぎたので、全快スッキリ!とまではいかないようだ。
60分の値段で90分やってくれた。

来週はのの会で緩めることにして、 整体はもう一回くらい行った方が良さそうだと思って
本番前にもう一回予約した。

で、ちょっとは首や肩の力も抜けたかなと思って、練習しに行った。

だけど、そうは問屋が卸さない、のだ。

ベンディングの往復とかやってみたけど、安定してこない。
というか途中でまた吐き気がしたんですが、ホルン上手く吹けないせいじゃないよね。


そもそものポジショニングと口腔内の圧力の感じとか、
踵から吸って滞るところなく伝わる感じを忘れてる気がして、ロングトーンに切り替えた。

下のFから順に、いい塩梅となる感覚をもう一度探る。
楽器の角度とかプレスの具合とかも少し研究してみる。

こないだのレッスンで上ずっていると言われたので、少し重心を下にもってくるような感じ、
息の角度とかもやや下目を狙ってみる。

今日は1時間くらいしか吹く時間がなくて、結局バッチリとまでは行かなかったんだけど、
上のFが久々にいい音で鳴ってくれたように思う。

pa pe pi の後、スラーでC-F, C-Gそれからタンギングのウォームアップ。


今の状態、本番直前だったら、焦るけど・・・焦ったら負けだ。
こないだのチャイ5の日だって朝は震えてたんだし。


音だししてほぐれてくれば震えはだんだん止まってくる(今のところ)んだし、
あとは焦らず力まないで音を出せるようになる自分なりの準備運動を本番に
向けて模索することだ。

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一昨年のブラ3、
去年のティル、ブルーメル、ライネッケのアンサンブル、
今年のチャイ5とオケのティル。

ホルン吹きとして、この上ないくらい幸せな選曲に恵まれてる。
それが余計にプレッシャーになってるような、
目標があるから辛うじてがんばれているような。


12年前ホルンを始めて2年半後、
当時ティルという曲を全然知らなくて、札響の先生がアンサンブルを吹いてるのを
聞いたのが初めてだった。

「こんなホルンがめっちゃ格好いい曲があるんだ!」

と思ったけど、
編成が変わってるし(Vn,Cb, Cl, Fg, Hr) 、きっと札響メンバー用に編曲したんだろうなー。
と思い、まさかそれを自分で演奏する機会に恵まれるなんて想像だにしてなかった。


当時、ティルのソロをさらうなんて、たとえ1人で誰も聞いてなくてもおこがましくてとてもできない、
と思ってたくらいだった私が、12年経ってホルン吹きとしてはまたとない機会に恵まれてる。

オケ版のティルなんかは正直これが最後だろうなって思ってしまうから、
最善を尽くしたいという気持ちがここのところの力みにつながってる気もする。

正直、演奏会終わったら当分ホルン吹きたくねー!って思うくらい追い込まれてる。
私の心の声に、ホルンも呼応しちゃってる。

だけど、追い込まなきゃ出来ない性質だし、
私と10年付き合ってる楽器なんだから、そういうことも分かってくれてるはずだよね。


1月のどん底から、一緒に這い上がった相棒だもの、きっと大丈夫。