荷物も寝袋、着替え etc. ともっと重かったわけですが・・・・
縄文杉トレッキングコース、何がキツイって帰りのトロッコ道が永遠かと思った(笑)
ですが、3日目の宮之浦はまず、片道だけで6時間のコース。
標高は1935M、往復16km。
疲れも残っている2日目。正直怖い。
登れても降りる元気がないんじゃ・・・
ツアーじゃなかったら、絶対チャレンジしてないわ(笑)
YHに戻ってお風呂でマッサージし、それでも取れきれない足の疲れと、夜の雨に不安を感じつつ、
そんなこんなで、4:00起床ふたたび (笑)。
6:21 淀川登山口へ(笑)
雨はやんでました。
で、入っていきなりこんな。
昨日の縄文杉コースを吹き飛ばすような巨木が再び。
屋久島スギ原始林。
淀川登山口付近で1200Mほど、地上からみると雲のかかる
ちょうどこのあたりが、屋久杉の巨木がもっとも多く生育する標高なんだそうだ。
ガイドさん曰く、ヤクスギランドにいくくらいなら、こちらに来て淀川小屋までのトレッキングの方がよっぽど屋久杉の世界にふれられますよ、との話だった。
淀川登山口~淀川小屋までは片道1.5kmだ。
丸太で作られた階段なんかがちょっと滑りやすいのが要注意だけど、淀川小屋までの往復なら屋久杉の世界を十分に楽しめると思う(ここから先はだんだん屋久杉は減っていく)。
7:26
あの大雨があったにもかかわらずこの澄んだ小川。
ここの森の力は本当にすごい。
8:49
さーて、まだ余裕かましていますが・・・・
ゴールははるか向こう。
8:59
1600M高層湿原_花之江河(はなのえご)。
登山口から約4km。
北海道なんかでは、高層湿原って結構あるけれど、九州とか南のほうではかなり珍しいそうです。
そして、青空!
9:00 トーフ岩
白骨樹。
枯れているように見えますが、
たったこれだけの葉だけで生きてます。
なんてたくましいんだろ。
9:21
えーーっと・・・
まだまだ山頂まであと4kmあります。
そして、登りなので、正直距離感覚が湧きません。
10:21
途中の展望台から。
山頂はかすんでますが、
モアイ像
のような岩が山の向こうに見える。
やっぱりこの屋久島って不思議な島。
ここらで軽い休憩を取る方が多いようです。
私達もちょっとだけ荷物を降ろして休憩。
そして再び歩き出し、
10:49 雪が残ってました。
この辺りから屋久島石楠花(ヤクシマシャクナゲ)、笹の低木林に。
ここのシャクナゲの葉の裏にはふわふわのオレンジ色の毛がびっしり。
標高が上がるほど葉が小さくなり、毛の密集度が濃くなる。
ただ、写真撮るのをわすれてた(苦笑)
11:09
雪にニコちゃんまーくをいたずら描きする。
ここの岩は、タマネギの皮のように剥がれるんだそうな。
12:19 くりお岳へ。
手書きで
「ほこら」 と 「→」 の看板が(笑)
西:スッポン
東:ゴジラ
みたいな岩の間の割れ目に祠があるのです。
12:20
挟まるとこうなる(笑)
中に入れます。
中から入り口を見たところ。
こんなところに祠を祭るための石を持ってきた人が居るのが信じられない。
しかも、きっと今のような登山道はなかった頃に。
なので、鉄子のように挟まったりするのは不謹慎かもしれません(笑)
登山の無事を祈ります。
そして、この後お昼休憩をとり
宮之浦岳山頂まで30M!!
30Mって(笑)
12:40 無事山頂へ!
一番右がガイドの島津康一郎さん。
彼がさりげなく着ているTシャツには
「百名山連続登拝世界最短記録保持者(48日)」
と書いてあります。
ギネスは面倒くさいから申請していないと言うけれど、1日で4つの山を登った日もあるという、とんでもないヤマザルです。
チョモランマ登山中に、アルピニストの野口健さんと偶然出会い、屋久島に来たことがないアルピニストにダメだしし(笑)、その後慌てて野口さんは屋久島に訪れ、彼を案内したそうです。
そのときコーヒーを出そうとしたら「お白湯をお願いします」と言われ、どうして?と聞いたら、
違いの分かる男は、コーヒーが苦手 という事実を知ったんだとか(笑)
山頂(1935M)を撫でる鉄子。
三角点にタッチ(笑)
晴れていると、屋久島の海も見える眺望なんだとか。
残念ながらもやがかかっていて見えなかったけれど、雨に降られなかっただけでもラッキーだと思わないとね。
右端にゴリラ
左端に宇宙人が乗ってるようね変な岩
岩のおしり。
裏手に回るとこんな風で、
ほんの数十秒でこんな風にガスがかかってしまう。
12:55 これが山頂で最後の写真(笑)
このあとはひたすら下山。
13:34 顔みたいな巨大たまご岩。
これが、宮之浦岳登頂の最後の写真(笑)
前日の縄文杉コースのときのように帰りに写真を撮る余裕はまったくなくて、ここから先のくだりはハイペースについていくのがやっと。
止まったらもう足が動かなくなりそう・・・と必死。
あと2.5kmすぎた辺りから、「あと2.5kmもあるの・・・(もう無理かも)」
とぶっちゃけ涙がぼろぼろ出た鉄子(苦笑)
それでもなんとか登山口まで下山。
最後の休憩場所、淀川小屋で食べたチョコレート、
「今までの人生で一番ウマイ!」と妹が絶賛してた(笑)
思わず涙が出るほどあんなに辛かったのに、無事下山してほっとしたと思ったら、
帰りのバンの中で皆が爆睡する中、ひとりなぜか眠れず
「今すぐは無理だけど(笑)、また登りたい」
アドレナリンが出てしまう 鉄子。
縦走するには、もうちょっと手ごろな山で修行しておかないとダメだな、と思うのと同時に、また山登りできるように、身体を大事にして健康第一じゃな。
なんてジジくさいことも思ってしまう。
ちなみに、屋久島に行くまでの1ヶ月、連日の夜遅くの食事=>即就寝の不摂生が祟り、
体重MAXの”チビで部”で臨んだため(苦笑)、2日連続のピストン登山も相当厳しかったんだけど、未熟者の鉄子には縦走は多分無理だったんじゃないかな・・・・
あんなヤツにはまだ早すぎる!と
ここから先の新高塚小屋までのルートで雪を残しておいたんじゃ・・・(笑)
それでもまた山に登りたい・・・・と思わせる自然のパワーはすごいわっ!
山登るバカ
二度登るバカ
鉄子はバカ (笑)