2011/03/25

当たり前とは

日本以外に住んだことがない私なので、日本人的な「当たり前」にどれだけ甘えていたかを痛感している地震から2週間目の今日。


さーて、ちょっと息切れもしてくる(笑)



私の仕事は、ものづくりに必要な供給を止めないこと。


なので地震のあった日の夜中から電話とメールが止まらない。



というわけで、当然ながら気が休まらない。



大丈夫です。


と報告することを毎日求められるけれども、


今この状況で「絶対大丈夫です」なんて言えない。




今まで、毎日毎日「大丈夫ですか?」なんて心配しなくたって、ちゃんとモノが届けられていた。


確実に、欲しいものが欲しい時に手に入れられていた。


それって全然当たり前なんかじゃないってことを、多分日本全国が痛感しているはずだ。


そして、こんな事態になるまで、それをリアルに想像することなんてできなかったってことも。


気は休まらない。大変だ。


「大丈夫なんだろうな?」 という言葉に、


心の中で(放っておいて、無茶言うな) と弱音も愚痴も吐きたくなる(笑)



いつになったらこの事態は収束するのか、


私は4月に屋久島になんか行っていられないんじゃないか(余裕?笑)って思うけれども、


それでもやっぱり日本人は勤勉で、真面目で、何とかしようと一生懸命だ。



福島原発のあの津波で一掃されたところから電源が確保されたというのも驚異的なことだと思うし、


この性質は、やっぱり誇るべき国民性じゃないかと思う。



とにかく、ただひたすらに、日々変わる状況を確認して、


「お願いします。」



を繰り返し、繰り返し、繰り返す。



私にできる事って、結局そんなちっぽけなことだ。



赤信号を黄色に、そしてグリーンに。 


ひたすら点検を繰り返し、安全が確認できるまで。



日本を元気にするために、小さくとも貢献できてると信じて。