今日は自宅だったので、ひたすらpp、pのロングトーン3時間余り。
出だしのタイミングをぴたっとあわせること、腹式呼吸に気をつけながら。
ppを安定させて吹くのは本当に難しい。
でもとにかく息がなくなるまで吹ききるように今日はひたすらロングトーン。
息がなくなるまで、ってのが難しい。で、すっごい苦しい!
そこまでキープするには、後半は息の量を増やしてやらないと保てない。
だから息がなくなるホントのホントに最後まで音を出し続けているのは至難の業だ。
オーボエは息が余るというが、そういう感じでやっぱり最後の最後までは吹ききれない。
私は腹式呼吸ってのがどうもできているのかどうなのか、よくわからない。
教則本には横隔膜を云々って書いてあるけど、横隔膜の存在を未だ感じられたことがない・・・
はいつくばって呼吸した時にわき腹から背中にかけてぐっと空気が入る。
その感覚っていうんだけど、椅子に座ってその呼吸ができない。
わき腹はまだしも、背中には、はいつくばっている時ほど入らなくて、どちらかというと下腹部に力を入れて吹く感じなのだ。
・・・ってことはどうも腹式呼吸はできていないようだ。
男性は何にもしなくても腹式呼吸しているらしいが、全くうらやましい限りだ。
ロングトーンはとぎれとぎれになりつつも、ハイCまで。
幸い自宅だと、電子ピアノがあるので、途中10-15分くらいずつピアノを弾いて休憩を挟むことができる。場所が取れていると何となく休み時間手持ち無沙汰だし、もったいない、と思って吹き続けてしまいがち。
ハイトーンは、頭からいきなり出そうとすると、どうもきつく締めすぎてしまうようなのだけど、
オクターブ下から上がると何となくいい塩梅(今日のところは)。
中音のアパチュアから(しかもオクターブ下から)だとほど良い締め加減になるみたい。
この感じがあたまから出せるといいんだけど。
Aの鳴りが良くない。試しに2番管を入れてみたら少し良くなった?
でも明日も同じとは限らないから、明日もう一度試してみよう。
音程のこともあるし。
Trpの方が紹介してくれたある先生のWebレッスンで、
「唇は息に対して受身であるように」っていう表現は「なるほどー!」と思った。
今回のリハビリをはじめた時、この受身でが全くできなかった。
この表現は今の私にまさにドンピシャリ。
調子が悪いと、とかく力を入れて構えてしまいがちで、力を抜く方が難しい。
今のハイトーンもそう。
明日でリハビリ開始してからちょうど3週間になる。
フレキシブルな微調節とか、最初から力を抜くコツはまだまだだけど、ずっと鏡とにらめっこして中音だけロングトーンした効果が少し感じられてきている。
鏡を見なくてもどんなアンブシュア(というか顔)になっているか、中音域はだいぶ想像できるようになったし、今まで高音のアンブシュアをぐしゃっとあごを緩めるような感じで(要はごまかして)中音を出していたのが改善してきている(と思う)。
ひたすらロングトーンした後、ちょっとだけチャイ5の要所要所のフレーズだけ10分ほどさらってみる。 家だから音量は出せないし、音質はまだまだだけれど、何か、思ってたより悪くないかも?
素早くフレキシブルな動きが必要な箇所はやっぱり厳しいけれど、中音が安定してくると安定感が違うみたい。
今日は合間合間で例のホースつきマッピでバズィングしたり、最初にppでひたすらロングトーンしたのも良かったのかも。
明日もロングトーンしっかりやって調子が良かったら、もう少し音量出して試してみよう。
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オケのTrpの方が、自分のついているお師匠さんがTpだけでなく、金管楽器のレッスンがピカイチの先生だからと、自分のレッスン枠を譲ってくれるとまで言ってくれて、すごく驚いたのと、その気持ちがとても嬉しかった。
その人もコンサート前にいろいろ聞きたいことがあって予定していたはずだから、丁重にお断りしたけれども、そんな心遣いにとても感動してしまった。
というか今回私はそこまで周りを心配させているし、
いろんな人の優しさに支えられているのをすごく感じる。
前に私の師匠が今回3月に予定しているオケのメンバー,とのアンサンブルを見てくれたとき、
「あなた、あんな仲間に囲まれて一緒に演奏できるなんて、本当に幸せ者だよ。」
といわれたのを思い出した。
本当にそう。
年明け早々絶体絶命かと思ったけど、何とかここは乗り越えてもう少しホルンは
吹きたいんだと思う自分が居ることに気づかされた2010年。
コンサートはどうであれ、貴重な仲間ともうしばらく音楽を楽しみたいから、
何とかホルン道はここで絶命しないようにがんばろう。