2012/05/16

コップの水

が溢れちゃったらしい。




片付けは決して得意じゃないくせに、なぜか心の引き出しだけはやたらうまく精巧にできていて、




ときどき自分でしまいこんでる感情すら自覚できていないことがある。




困ったことに引き出しに知らないうちに鍵をかけてしまうせいで、




自分の気持ちに気付けていないことがよくある。






ふとしたことがきっかけで、その鍵が開いてしまったらしく




上手に仕舞いこんでたものが一気に放出してしまう。




鍵がかかっているから表向き見えてなかっただけで、




中身は全く整理されておらずぐちゃぐちゃなので、さらにたちが悪い。






いい大人なんだからもうそういうのに翻弄されてちゃダメでしょって思ってるのにな。




だけど適当にうまくやり過ごすってことができない。






ホルンの神様は力まず、焦らず、いい加減でコントロールしなさいって




鉄太郎で教えてくれてるのに、全然習得できてない。




ホルンだけじゃなくて、それは生き方に通じることだって頭では何となく理解しているのに、




身になっていない。




だけど、コップを大きくするには時間がかかるし、水を減らすしかないのかも。




そのくせ減らした水の分はどうなるんだろう。




ってまた何かが埋まらなくなるんじゃないかという不安にも苛まれている。




私の中で勝手に不安を大きくしているだけなのかもしれないし、





向き合おうとしているから悩むんだろう。





適当にごまかすこともできないし、こういう時どうしたらいいのかという術が




培われていないのでなす術がなく、しかも今は考える余力がないときた。






頭真っ白にしてボケっとして一旦忘れて、あっけらかんとして戻ってこれる「ユル」スイッチ




みたいなのがあったらいいのに。