2013/03/24

京都の旅 ~西芳寺(苔寺)~












さて、鉄子がずっと以前から訪れたかったのがここ














西芳寺(苔寺) です。























ここは事前に往復はがきで予約が必要で、

しかも指定された時間にいくしかないのでございます。






で、鉄子は13時を指定されて、
やってきました。


で、まぁ多くても10人、15人くらいだろうと思って行きましたらですね、おそらく50人はくだらなかったです。








本堂に向かいます

(この先室内は写真撮影できません)












大きな声では言えませんが、
受付から何から、流れ作業というんですかね、


所作、立ち居振る舞いが雑 ・・・・


と感じたのは鉄子だけでしょうか。




入り口ではがきを確認するところ、それから最後に出るときの送り出し方、声の出し方とか。


受付の女性にお手洗いは、と聞いたときも、結構ぶっきらぼうで。。。







正直鉄子も驚くほどの人数で、毎日毎日あれだけの人数が午前、午後と来るのでしょうから、気持ちはわからないでもないですが・・・

庭園がすばらしいだけに、中に居られる方がそういう雰囲気をまとっていなかったのは残念です。


立ち居振る舞いについて、
鉄子がえらそうに言える話じゃないんですけど。

予約方式にして人の出入りを制限してまで保とうとしている空間があるのだから、修行をされておられる僧侶の方の立ち居振る舞いにも結構な期待を寄せていた身としては残念だったのです。








何はともあれ、



で般若心境と護摩札に心願を書く(毛筆で)


をしてから、庭園拝観となりました。






先の記事で、日曜日はもともと雨予報だった、と書きましたが、


鉄子、実は「雨の中の苔寺」


に期待を寄せておりました。


で、週間天気予報で雨だったし、

五鉄は防水仕様だし、


完璧!!! と思っていたら



晴れ女が災いしたか幸いしたかよくわかりませんけれども、

 まぁ、こういうお天気になりまして(笑)




このお庭がどうして苔のお寺となりえたか、






刻々と日向と影とが移り変わることで

ほどよく光合成と

適度な湿度が保たれることが為せる業なのだと

感じることができまして、

これはこれでよかったです。

瓢北亭 から望 庭園






ときおりスポットライトを浴びたようになる苔の絨毯。


西芳寺庭園は上下二段構え。












ここまでの池泉廻遊式庭園で心身を清め、














この向上関というところから上段の枯山水式庭園に至り、

























悟りの境地に至る、


とのことです。



120種類もの苔が生育しているとか。

やっぱり雨の中のあなたを見てみたい〔笑)


そして、朝のあなたを。



・・・なんてこだわってはならないのが禅の教えなので、修行が足りませんね。。。。





 枯滝組


 坐禅岩



夢窓国師もここで坐禅を組んでいたんでしょうか。













どのお庭を巡っても思いましたがいつ来てもその時その時の感動があるだろうなと思いました。



それは、自然の中を巡るときと同じで、これまで庭園というものにそれほど興味がなかった鉄子にとって、

あらたに心打たれる世界が広がったことは大変にありがたいことでございました。
また訪れたいと思います。























京都の旅 ~天竜寺と烏~

午前中の空き時間、どこに行こうかいろいろ考えていましたが、






 この日の週間天気予報は雨だったんです。


でそれが土曜のうちに曇りにかわって、


穏やかな晴れ模様となりました(笑)
 
湯豆腐 嵯峨野の庭がきれーだなーーと鑑賞(笑)
 
骨董品屋?のうざったいのぼりを

なんとか避けて桜を撮り、



この茅葺屋根のお家は??


と思ったら




京都府指定文化財



 旧小林家住宅


だそうです。










やってきたのは、




















夢窓国師の最高傑作と言われている
天龍寺の曹源池池泉式庭園

中学生のときには全然分からなかった天龍寺の魅力、

見た瞬間惹きつけられる、というか、吸い寄せられるような魅力と圧倒的なパワーがありました。


庭にパワーだなんて、変な言い方ですが、
でも、何か、「放たれている力」がある感じでした。






























龍門の滝












 映りこんだ嵐山






























曹源池に1羽の烏





なんだか仙人みたいです。

池に映った自分の姿を見てるんでしょうか。













美しい。。。。(とか思ってる?)

















































飛んできた!!
















なかなかのナイスショットが撮れました。


格好いいっ!




 







やっぱり断然朝の空気が好き。




春は来ているんだけど、まだまだ冬の名残の残る青い空。




天竜寺は曹源池の裏側(滝の裏側)に廻って歩くことができます。

このコースがなかなかよかったです。






 






 隼人三葉躑躅

(ハヤトミツバツツジ)




スダジイ って

首陀椎


なんて書くって知ってましたか???


仏陀の 陀 の首??と思って調べたら〔yahoo 国語辞典)


すだら 【陀羅】=>スーダラ=>シュードラ



シュードラ1 【梵 dra】 @ wiki
インドのバルナ(四種姓)の第四位の身分(隷属民)で、最下層。スードラ。スドラ。
〔補説〕 「首陀」「須陀」「首陀羅」とも書く


意外にも身分の低い方達のことでした。

なぜ「首陀椎」とつけられたのか、その理由がつきとめられていません。。。気になる。


ですが、鉄子の好きなどんぐりの木であることには変わりないので心配無用です。














和田石楠花









鳥さん。










 

おかげさまで美しい庭園が保たれております。

ありがとうございます。




















あっ!!!


さっきのカラスです。





なぜそう確信したかって、




すまし顔で龍門の滝に消えていくんですもの。。。
(さっき飛んでいった先が龍門の滝だった)

こんなところに住めるなんて、
烏として相当徳を積んでるとしか思えない。

近くであらためてみて、
佇まいも美しいし、何かの化身とか生まれ変わりなんじゃないかって本当にそう思ったのです。








空色と竹色と桜色

贅沢な組み合わせです。









そして不思議なカラス。
気になるのは鉄子だけじゃないでしょ?と思って

「天龍寺 カラス」 って検索したら、

コワイ人形の写真がいっぱいでてきて怖かったよーーー(><) 
怖くてあんまり調べられなかったけど(そればっかたくさん出てくる)

結局、天龍寺のあのカラスに注目する人はいないみたいした。




でも鉄子はあのカラス、ちょっと特別だと思うんだけどな。