2010/09/13

仲良くなれましたか

うーん、まだ、もうちょっと・・・

昨日本番が終わりました。

本番が始まる前に茂木先生がプログラムについてのトークを始められて(そういう予定があるとは聞いてなかったので)心の準備ができておらず、しかも思いのほか長くて(笑)、私は舞台袖でぶら下げ運動したり歩き回ったりそれはそれは落ち着かなかった(笑)


モーツァルトのトリオは2回目の感じが1回目からできたらよかったなぁ。


GとAはやっぱりまだ鬼門だ・・・。モーツァルトの2ndはinGばかりなので、これを克服しなければならなかったのだけど。

本番までの平日は金曜以外ふけなかったので、疲れはたまっていなかったし、GPとか割と調子よく無理せず吹けて結構いい塩梅だったと思うのに、本番ってやっぱり難しいや。


だけど、本番弱いってのを今回克服すると(周りはそこまでそうだと思ってないんだけど)意気込んでいた隊長(モーツァルトのトップ)が有言実行で、素晴らしいソロだったと思う。
4楽章とかも隣に居てこの人今ハイDを外す気しないんだろうな・・・って思った(笑)


正直モーツァルトが終わった段階でもうボーっとしちゃって軽くのぼせてて、これからベートーベンだなんて・・・と思ったけど、ステージ登ったらモーツァルトほどの緊張ではなく、でもいい精神状態で望めたように思う。

2楽章のハイEsからの神様降臨(笑)はゆっくり静かに降臨というよりは、
「雲の隙間から見えた! 掴みましたよ!離しません!」みたいな感じだったけど(その後が大変だった・・・)、でもまぁ、本番であれを当てることができて、それを酒の肴にできたんだから良しとしよう。
(神様を酒の肴って無礼だが。笑)。


実はこのハイEsは指揮者練習で納得いく形でぜんぜん当たってなくて、2週間前のコンミスが指揮振りした練習のときに最高に気持ちよく当たったので、昨日からこのハイEsのときはコンミスしか見ていなかった。
私にとっては幸運の女神様みたいなもんだ。


ベートーベンの2ndは隊長がやってくれてよかったな。
ユニゾンになるところはがんばらなくていいと思えたから、だいぶ気持ち的にリラックスできた。
あと、一時(私があんまり吹けなくて)クビになりかかったモーツァルトも辛抱強くつきあってもらいまして(・・・って感謝の気持ちを伝えるのを忘れてた。けど隊長は勝利の美酒で酔っ払ってたから言っても忘れちゃってたかもしれんし(笑))


モーツァルトと仲良くするにはまだ修行不足だったけど、なんかちょっと前と違う音色で吹けるようになるかもしれないって思うところもわずかながらあったりしたし、ベートーベンの4番が2度とやりたくない曲にならなくて良かった(笑)そんな本番でした。


でもほんとに、いい演奏会だったと思う。
そして、気づいてなかったけど、このオケに乗り始めて昨日がちょうど10回目だった。
もう5年も経ってたなんてびっくりだよ。


今回は乗る前からくじけそうになってたけど、乗ってよかったなぁ。


7、8年前の私では多分このオケには乗せてもらえなかったと思うし(全然吹けなかったから)、
偶然に偶然が重なって、5年前にトラとして連れて行ってもらえることになって今に至るのだけど、
かろうじてまだホルン人生やめずに済んでるのもこのオケでの出会いが大きい。



というわけで、こつこつ不安を払拭して次の演奏会に臨みたいな。


なぜなら次は私の大好きなブラームスだからだ。