と自転車で快走し、確か9時半くらいには銀閣寺に到着。
だけど、どうも正面玄関前は駐輪禁止のようだ・・・・。
どうしたもんかと思ってうろちょろしていたら、ちょっと脇道にそれて坂を上ったところに自転車がたくさんとまってる。
よし、ここにとめよう、と思って自転車を停めて見ると「銀閣寺境内」って立て看板がある。
お、ここからも銀閣寺に入れるのか?と思って、坂を登り始める。
ちなみに、最初はこんな感じの楽勝な感じの坂。
だけど、銀閣寺境内はこの写真で右手・・・というか右斜め下方である。
何となくこのあたりで、銀閣寺には入れそうにないという予感がするので、普通の人はここで引き返すところだけど、
こんなかわいい花も咲いちゃってるしー♪
なーんて、ご機嫌になってて、
途中にあった、この看板を読解する能力がなくなってしまう。
銀閣寺山国有林。 と書いてありますね。
どう考えても、銀閣寺境内に入れるルートではない。
決定的なのはこの図だ。
●現在地から、銀閣寺ははるか下方にあるではないか。
文字が読解できなくても、普通この絵を見たらわかりそうなもんだが・・・・
その後も夢中になって、木の根っこにこんな
芸術的に丸い苔とか、
さるのこしかけ、ミニバージョン
「ナニコレ、シュリっちの足みたいー♪」
と、完全に舞い上がってしまい
「前に道がある限り~♪」
と延々登り続けてしまう。
そして、さらに進むとこんな階段があって、
このあたりで、大分疲れているんだが(なぜなら出張用のパンプスだからだ)
もうココまできたら、この先に何があるか確かめるまでは帰れない!的な精神状態。
そして、登った先にあったのが、コ・レ・ダ!
絶景 京都一望 |
飛行機雲が。
太陽が近い? |
そして、携帯が通じることが判明したので、
現在位置を確認すると
←青い●が私の現在位置。
赤いピンが、銀閣寺(当初の目的地)
オカシイですね。
なぜ、私はこの道もないところに居るのでしょう?
素敵な青空、そして、何故か大文字火床 |
で、なんか私が来たルートではなく、この火床のそばに、
ものすっごい急な階段を発見。
これは一体・・・・
これがどこへ通ずるのかを確かめる勇気は、
さすがのとんちゃんにもなかったので、とりあえず、
階段にむかってピースしてみる(笑)
で、後方を振り返ると、まだ登れる・・・・
登ってきた階段。 |
登っちゃった。
さっき、降りるのをためらった階段とあんまり傾斜が変わらないような気も・・・(汗)
また火床があります。
この日どこに火を灯してかの有名な
大文字焼きの「大の字」
を形作るんですね。
すげぇな・・・
だけど、何で私は大文字山にいるんだろう・・・
そんなことを思いながらも、延々また登ってしまい、
この看板のところまで来て、
その先が下りになっていることに気づく。
(ん???これはどこへ行くんだ・・・)
とさすがに不安になって(今頃?!)
戻ろうかなとUターンを始めた私だったのだが
そしたら、ちょっと後ろから来た人のよさそうなおじちゃんとおばちゃんが、
「もう三角点まで行ってきたんですか?」とか言うので、
恥ずかしながら勇気を出して(何故?)
「すみません、この先はどこへ行くんでしょうか・・・・」と聞いてみた(大ばか者。笑)
そしたら、ここから先にまた三角点(ちょっと開けたところ)があって、その先を下ると南禅寺に行けるという。
(ちなみに、おじちゃんとおばちゃんは、ちゃんとトレッキングシューズで完全な登山スタイルである)。
ちなみに、私だが、
どっからどう見ても、登山する格好ではない。
それなのに、
「せっかくだから三角点まで行きましょうよ」
とかおじちゃんおばちゃんの誘いに乗ってしまい、
三角点からみえる絶景 |
なぜか、三角点まで行ってしまう(笑)
だけど、銀閣寺を見てからゆっくりブランチ、とか思っていて、朝から何も食べていなかった腹ペコの私。
一緒に登ってきたおじちゃんが、ここでチョコスティックパンをくれて(断じてねだったわけではない)これが、マジでおいしかったー(笑)
空腹こそ最高の調味料というのは本当だな(笑)
そして、ここから先、南禅寺までご一緒しませんか?と言われたのだが、いまいち南禅寺<=>銀閣寺の距離感がつかめていなかった私。
(ちなみに平坦な道で徒歩1時間だ)
自転車のこともあるし、ちょっとさすがに心配で、
「自転車があるんで、戻ります」といって戻ることにした。
(これは、正解だった。南禅寺まで行ってたらえらい目に遭っていたはずだ(笑)。)
帰り道。
はっき言って、足が笑うとはこのことだ、と思った。
さっきの現在地(赤)から、オレンジのルートで
466mの大文字山を登り、
(たった466m?!と愕然とした(笑))
また来た道を戻って銀閣寺へ行くという、
えらい遠回りなルート。
おかしい。
というか、旅行者がパンプスとスカートで回るルートではないことだけは確かだ。
京都珍道中⑤(いよいよ最終話!)に続く。