2012/06/30

成就院のあじさい

じつは、先月妹達といっしょに見に行ってきたんですよ。










いや、これはもちろん私達じゃありませんが。










花のピークは過ぎちゃってるだろうけど、


成就院のアジサイはずっと行ってみたかったしね。







ですが、












笑えるほどの人ごみ( ̄Д ̄)ノ 








あじさいの花より頭数が多い。




















最初は成就院=>長谷寺 なんて考えてたんですがね・・・






江ノ電のって、長谷駅のホームみて


全くその気が失せました(笑)




妹達も








「とりあえず満足したから、あじさいはもういいよ(どこか他へ連れて行きたまへ)。」






とか言っちゃって(笑)



この後は七里ガ浜のbillsでパンケーキとレモンパウンドとアイスクリームを妹達とシェアしながら食べました。




レモンパウンドケーキがかなり美味しかったです。食べたことない食感とレモンの風味がぎゅっとしてて。




パンケーキはやっぱりシェアしながら食べるのがちょうどいい。












あ、ちなみにbillsは11時半に行ったら、15時に来てくださいって言われて先に成就院に来た私たちです(笑)


これ、去年の夏ここに来たときは占いそのものがボロボロで、一体誰が取るんだろ・・・って話してたんだけど、一応差し替えているらしい(笑)






手作り感満載で、逆にどんなことが書かれているのか、中身も手書きだったりしないのかとかいろいろ気になるんだけど今回も買わなかった(笑)


















というわけで、あじさいはもういいね、ということで私たちが翌日行ったのはココ


2012/06/27

研修所感

今日、ある研修を受けてきました。


この2年くらいはあんまりがっつり研修。みたいな機会ってなかったので久しぶり。


会場が久しぶりすぎて夜間出入り口を失念するほど。




それで、めんどいなーーと思ってた最後の事前課題を前日の晩に仕上げる、
8月31日の小学生みたいな状態で臨んだわけですが・・・・




あ、でも鉄子は7月中に宿題終えて遊ぶ気満々!!!なのに、
母ちゃんに漢字ドリルと計算ドリルをもう1周やらされる残念な小学生だった。




残念な・・・といえば、転校するたびに、転校前と転校後の両方の宿題をやらされた残念な思い出もありますです。


母ちゃんは新しい学校のをやっていかないでいじめに遭ったら嫌でしょ!! 




とか言ってたけど、2倍の宿題を持参することで、めちゃくちゃ変わった子だと思われることになりましたです。はい・・・。


でもそれは母ちゃんには言えなかったけど。 
すっげーー変な子だって思われたなんていえなかったです。はい。






あ、話が逸れたけど、今日机についたら、事前課題よりもぶ厚いテキストが2冊ドーン って置いてあって、これ、いったいどんな研修になるっちゅうねん・・・・とドキドキさせられたんだけど、




結果、研修はなかなか有意義でした。





なかなか普段じっくり考える余裕がないし、自分であえて丸一日設定するなんてこともないので。




それに、何ていうか・・・本当の自分からは逃げがちな鉄子なので、
いやがおうにも向き合わされるっちゅう意味では、まぁ、貴重な体験でした。




本当は1日半でやるプログラムを1日でやるので結構ハードというか、
これまで受けてきた研修(は、概してわりとのんびり余裕があった(内緒))、
なかなか集中力を要する研修でした(笑)




そうね、雨の日の陸上部、くらいな感じかしらね。


200m のインターバルを5本、その後つづけて400M 5本、
タイヤ引き200M ×5 以上。 みたいな。
(わかんねーって(笑))




それでもまぁ、最後に400M  10本!! まではいかないくらいの若干の余力を残して終了。






鉄子はホントに昔タイヤ引きやらされました。
陸上部だったときに。。




で、話を戻すと、とりわけこの2,3年、自分の中で少しずついろんな変化が起こっているような、
でもそれはまだ自分の中で完全に咀嚼されていなくて、んとなく、ぼんやり、
ひょっとしてそうなのかな・・・と、もやもやっとしていたものがずっとあったんですが、




「でも私ってそういうタイプじゃないしぃーーーー(笑)
 やだやだーーー。ばーかばーか嘘くせー」




と思って逃げていたある志向について、




同じGの人からのインタビューの中で、「***なところがありますよね」




とすごく冷静に言われて(とりわけ冷静というか、クールな人だった(笑))




あ、そう思われますか・・・??




「そうなのかぁ・・・」と妙に納得させられ、




先日の演奏会で、何となく感じた自分の中での変化みたいなものとぴったりあわさって、
なぜか不思議としみじみしたのでした。


あの後も、いや、まぁ、あれはさ・・・・ちょっとブラ2があったし、トクベツじゃない?
「くっそーーなんか、嘘くせぇ。。。」と思って否定していた次第(苦笑)




恥ずかしいので、あらためてココには書きませんが。






ま、そんなわけで「鉄子、再発見」ってこともあり、あとはせっかく仕事を放置して(笑)
時間をかけて今後のことをいろいろ考えたり、実行に移すきっかけをもらったので、やっぱり活かしたいなと思いますです。




そんなことより、普段ぜーんぜん仕事と関係ない人と ♪なんて思ってたのにさ、
1人だけ仕事でかかわりのある人(他部署だけど)が同じグループに居て、
関係あるひとの前で丸裸。みたいな感じでそれはそれは恥ずかしかったです(苦笑)


(始まってしまえばどうってことはなかったけど)




で、こういう機会とか場をもらえるって恵まれてるなーと思った次第です。




ありがとうございます。感謝感謝です。




2012/06/18

本番終了

10年越しの念願かなってブラームスの2番の本番終了しました。

冒頭とか特に1楽章は音が硬くなってしまった箇所があったのは否めないけれども、

そんな状況があっても変に小手先でなんとかしようとせず、「いつもと違うことをしなければ大丈夫」

とか「この音楽を楽しんで」と何度も念じられるくらいに冷静で居られたという点で、前回の

ブラ4より随分進歩したんじゃないかと思うし、今の私にしてみれば上出来だったでしょう。


ありがとう、ホルンの神様、そして鉄太郎(笑)。 

お前と一緒に吹けて本当に良かった。



でもそんな風に居られたのって、今回一緒に居た若手の子たちのお陰かなぁ・・・・と思った、

そんな本番でした。


リハ後とか、本番前に彼女達にかけた言葉がそのまま自分の中にことだまのように返ってきた。

彼女達にかけていた言葉は、実はそのまま自分にも言い聞かせることになってたんだなぁと(笑)。



今回の演奏会に向けては2回ホルンパート練をして、

私は降り番だけど、特にヒンデミットは2回目のパート練後から随分と良くなった。

少なくともホルンパートの中では誰が何をしているか、お互いのことをわかって吹く、そんな一体感

とか信頼感が出たのを感じたし、何より楽しそうに吹けるようになったのがよかった。



自分でもおかしいんだけど、降り番だったヒンデミットで、若手の子達のソロや

ホルンのアンサンブルがばっちり決まるたびに舞台袖で無音の拍手とかガッツポーズするくらい

嬉しくて、舞台上じゃないのに、ドキドキワクワクしたこととか、そういうのって初めてだったと思う。



今回みたいながっつり降り番って珍しいんだけど(笑)、


降り番だけど、降り番じゃなかった、そんな不思議な感覚。


ブラームスの前はもちろん緊張していたけれど、それでも何かいつもとは違う形で集中しながらも、

心が温まった状態でスタートした本番だったんじゃないかと思う。



あともう一つ嬉しかったのは、アンケートに書かれた自分へのコメントよりも、



「ブラームスの女子ホルン、良かった」 と書かれていたこと(笑)



ホルン女子じゃなくて、女子ホルン(笑)。

そう、今回のブラームスはホルン4人とも女性だったのです。

このメンバーで出来て本当によかったです。



今回はいろいろ考えることが多くて、たまにそっとかけられる言葉も重くなってきて、

随分苦しかったりもしたんだけど、自分だけの世界から解き放たれて初めて見える、

小さな幸せの瞬間みたいなのをほんの少し垣間見たような気がしている。


そんな中だったからこそ、ブラームスの音楽の全てではないけれど、ほんの少し、

彼のトーンと重なったような瞬間もあったような気がして、本当にいい課題曲に

めぐり合わせてくださったなぁ・・・・と毎回ホルンの神様には感心しきりなのです。



1番、3番、4番じゃなくて、2番というのが今回のテーマにぴったりだったんじゃないかと。

毎度のことながら結果が出てからから全ては定められていたことなのかなと妙にしみじみ

納得する鉄子なのでした。


個人的にはいろいろ体調面でも心配事が絶えず反省しきりでしたが、

みんながいい本番だったね、楽しかったねと笑顔で言えたのは、本当によかったです。








2012/06/13

10年越しの神通力

昨日の朝、久しぶりにサヴァリッシュのブラ2を聴いた。




以前は本番が近いとその曲を寝ても醒めてもというのは大げさにしても、


それこそ朝も晩も聞いていた鉄子。


だけど、ここ1年半くらい、本番とは全然関係ない曲ばかりを聴くようになった。




全然違う曲と曲が突然ふっとつながるような感じが、


夢で見たあるシーンを突然思い出す、みたいな感覚と似ていて、


最近はもっぱらそういうのを楽しんでいた。




でも、あ・・・って思っても、本当に夢のように忘れちゃうのが、大変残念な脳みそなんだけど(苦笑)






話は戻ってサヴァリッシュのブラ2、




久しぶりに聴いて、自分が思っていた以上にこの曲が大好きだったんだってことを
あらためて知ることになって、ふっと笑ってしまった。




笑ってしまったのは、なんといったらいいのか、ほんとに走馬灯のようにこの半年のことが思い出されて、それがおかしかったから、かな。




どうふるまっていようと、もともとの性質は自己完結型のわたくし。




指揮者に「人にお願いとかしたことある?」 なんて見抜かれちゃって驚いたんだけど、
人にお願いするのは苦手だし、納得できる範囲で、自分でやってしまう方が楽なタイプだ。




仕事でも今この厄介な気質をもう少しどうにかしなければと直面している目下の課題でもある。




よっぽど気の置けない間柄の人にしか本音は漏らさないし、
とりわけこのオケは、大きすぎてどこに立ってよいのかわからず、
何か変えたいと思っても太刀打ちできそうになくて、ずっと一定の距離感を保ってきていた。




それなのに、何を思ったか、今回の本番に向けては、自分自身の演奏ではないところで
ガラにもなく随分と無理をして、途中で 「無理」 って声にもだせないくらい
しんどくなって札幌の師匠にほとんど無言電話(笑)したくらいだった。




なぜそこまで? と 働かなくなった頭で考えても全然わからなかったし、
身体が無理だ無理だと悲鳴をあげている中、なんとか本番に照準をあわせて
ぎりぎり間に合うか??みたいな綱渡りになっちゃったんだけど、
久しぶりに、原点に戻ったら簡単に答えが出た。




この曲は、自分だけ納得すればそれでいいっていう曲じゃなかったからなんだなと。




ブラ2に限ったことじゃないはずなんだけど、だけど私にとっては、
そのくらいトクベツな存在だったんだぁ・・・と。




心底この曲に惚れこんでるから、目に見えない何かに魂が突き動かされて、
オーケストラのみんなで、願わくば聴きにきたお客さんとも
本当に素晴らしい曲だねって一緒に思いたかったんだなと(笑)






よくわからない何かの力、に突き動かされて翻弄されていた自分の姿が妙に鮮明に、
映像のように写しだされた様な気がして、それでおかしくて笑ってしまった。






正直私自身は今後も同じようにできる余力が残されているとは全く思えないんだけど、
それでも確実に水の波紋が広がるように温かな動きも感じられたのも事実です。




私自身は周りの力を頼りにただ吹いていただけだったことに気付いたり、
オーケストラで音楽をつくるっていうことに初めて面と向き合ったような気もした半年でした。





ま、本番は神様も魔物も居るから、神のみぞ知るだけど(笑)







音楽っていうのは出会ってから10年越しで(笑)神通力発揮しちゃうような、
そんな不思議な力をもっているのかと、人生30余年にして初めて体験したのであります(笑)。



2012/06/08

ブラームスと私 パート2


17日の本番、オカン達が聴きに来る雰囲気。
突然、今日になってやっぱり日帰りで行くかもって妹からメールが来た。

家族が聴きにくる時の演奏会って何かとターニングポイントになることが多いワタクシとしては…何か起こりゃしないかって嬉しいような、不安なような…って考え過ぎか・・・。

ブラームスのシンフォニーはホルン始めて数週間の頃に、なぜかトロンボーンの先輩が「ブラームス先生は素晴らしいんだよぉぉぉっ!」って酔っ払いながら(この先輩はたいてい夜は酔っ払っていた気がする(笑))1番から4番まで聞かせてくれて、最初に好きになったのが2番だった。

すぐにCD買いに行ったんだけど、金欠の大学時代、1~4番まで全部入っているお得感だけで買ったサヴァリッシュのCDが、一番お気に入りのまま今に至る。

まだハタチだった若かりし頃(笑)は、ただ純粋にその清らかな美しさと、ホルン素晴らしいっ! て感動だけで2番に惹かれていたのだけれど、以来10年余りも経つと大分解釈も変わってきた(当たり前か)。

そして、ブラームスの本を読み漁り、ドイツレクイエムとかピアノソロとか大量にCDを買い込んでしまったために、あの頃のように若干財布が心もとないあたりは10年経っても全く成長していない。

読んだある本のコラムに、カール・ライスターが寄稿していて、「ブラームスの音楽は年齢とともに愛し方が変わる」と書いてあった。

年齢とともに醸成されてくる感覚、って20代の頃はコトバとしてはそうかな、と思っても実感には程遠く、しみじみしなかった。

どうせまだ先のことだし、とも思っていたかもしれない(若さゆえの余裕か(笑))

30代になってようやくそのコトバが実際に自分の手の上で温かみを感じるようになってきたたかな。という気がする。

きっと40、50歳になったらきっとまた変わる。
それが楽しみでもある作曲家がブラームス。

だけどその頃にはとてもじゃないけどトップは吹けないだろう(笑)し、そもそもホルンを吹いてるかどうかもアヤシイので、出会ったあの頃とは違う、少しはオトナな演奏ができたらいいなと思うのです。